実店舗のご案内 実店舗のご案内

ご不明な点は
お気軽にお問い合わせ下さい。
TEL:0577-57-7555
info@hida-collection.shop

実店舗の営業日カレンダー 実店舗の営業日カレンダー

家具工房が手掛けるカッティングボード

2018/05/22

カッティングボードとは

直訳は、まな板のことですが、日本では一般的にヨーロッパ圏でよく使われている木製の把手(とって)が付いたまな板のことをカッティングボードと呼び分けています。カッティングボードにはキッチン用品のまな板としての使い方の他に、食器プレートとしてバケットや食パン、ローストビーフ、チーズを切ったまま、盛り付けて食卓に並べるように使えます。自然な木の色合いでより一層、料理を引き立ててくれて、美味しそうに写真映えすることは間違いありません。

木と暮らしの制作所を訪問

両耳付き板 荒木

カッティングボードも制作する家具工房 木と暮らしの制作所。
木材を加工する機械の音が工房に響き、職人が黙々と作業をしています。
木と暮らしの制作所の阿部貢三さんに
工房と制作工程について案内して頂きました。


製作工程について

  1. 木取り(墨付け) / 両耳付き板(木皮付きの板)の木目と見ながら、丈夫かつ綺麗に型を取れる位置で節や穴、割れ目を除けながら切り分けます。
    木取り 加工しやすい長さに切断
  2. 平削り / 木を乾燥させた際に若干反っているので平滑に削ります。
    平削り
  3. 厚み揃え / 最終工程の磨きで狙った厚みなるように調整。カッティングボードが取り回しやすく、反りにくい丁度のサイズに設計しました。
  4. 表面磨き / ザラつきを無くすために、木の表面を磨いていきます。
    表面磨き
  5. 型取り / 長方形の両耳付き板を成形、帯鋸で一つ一つ手作業で切り出します。
    墨出し
    帯鋸で切り出し
  6. 耳磨き / 自然な風合いを残すために樹皮の質感を残しつつ滑らかにします。
    耳の削り磨き
  7. 形状調整 / 型取りした製品の曲線を一律にするため、ルーターでオリジナルの治具に合わせて削ります。
    木口を滑らかに削る
  8. 荒取り / スピンドルサンダーで大きな凹凸を削ります。
  9. 把手穴あけ / 使用後の乾燥や収納のための吊るす穴を開けます。
  10. 面取り / 角を落として、丸みを付けて持ちやすくします。
  11. 木口磨き&仕上げ磨き / サンダーとサンドペーパーで滑らかに磨き、仕上げます。
    木口の磨き
  12. オイル仕上げ / 無添加の荏胡麻オイルで仕上げコーティングします。水による劣化を軽減させ手触りも良くなります。
    オイル塗装 直後 オイル仕上げ
     

他のカッティングボードとの違い

飛騨の木を使用しており、木材の切り出しからカット、乾燥まですべての工程において安心品質でご提供しています。
カッティングボードはキッチン用品なので食品が触れても大丈夫なよう、自然でありながら劣化も少ないような仕上げとディティールを追求、造形は細部までこだわりがあります。
木取りは一つ一つの荒木にある杢目や性質、特徴を捉えて切り出します。長年の経験からここは他の人に任せられないと阿部さんは言います。

把手の穴は大きくフックもかけやすいようになっていて、使用後の吊るし乾燥や収納しやすくなっています。
把手 引っ掛け穴

まな板の端部木口 緩やかなカーブ

まな板側の端部木口は緩やかなカーブになっていて、立てかけた時に接地面が少ないため風通しがよく乾燥しカビにくいよう考えられています。
板の耳である樹皮の質感を若干残すことで自然を感じられながら、滑らかで持ちやすいようにしました。
全体的な丸みのあるフォルムも可愛い。
表面は荏胡麻オイル仕上げで食品を置いても安全安心で、無垢の木の温かみがあり滑やかな手触りと包丁の当たりの柔らかさで調理もしやすい。
小さなお子さんが居ても全て自然素材で出来ているカッティングボードは衛生的に安心です。
盛り付けにおいても陶器の皿と違い、ひんやり冷たくないので温かい食材も冷めにくい利点もあります。
長く使い込むほど味わいも出てきますので、メンテナンスはいつでも歓迎です。使い込んだ良さを残しつつ、綺麗に仕上げてお返しします。

(540円~1080円、往復送料お客様負担)

なぜ、国産・地産を扱うのか?

地産で切り出される広葉樹の小径な材木は不揃いなため、殆どが質が良くても「チップ」にされてしまいます。地元の資源である森林を少しでも有効利用し需要を生むことで山や自然、原風景を守ることにも繋がります。 昨今、国産よりロシアなどから輸入される木材の方が安く、林業という産業自体が縮小していくことで森林は放置され荒んでいき、管理されない山の木々は間伐もされず、丈夫に成長しません。次第に山は水を蓄える力をなくし、大水や山崩れといった災害を引き起こす可能性もあります。 財産である地元の山を救う一端となり、さらには地元の林業、製材所、私たちのような加工業者、販売店など、木に関わる山(川上)から消費者(川下)までの「木の文化・商品の流れ」を作り、 地元の産業を元気にしたいと思います。

樹種について

一般的にカッティングボードでよく使われる樹種は、
外国からの輸入する木材ではアカシア、オーク、オリーブ、ゴムなどがあり、
国産の木材では、銀杏(イチョウ)、檜(ヒノキ)、檜葉(ヒバ)、柳(ヤナギ)などがあります。

木と暮らしの制作所では希少な地産の木材を使用した製品を制作しており、他にないオリジナルの材種になります。
山桜水目桜胡桃などをご用意しており、
使いたいシーンや用途、色合いの好みによってお選べます。
まな板としての使い方が主な場合には、胡桃が中では柔らかい方で包丁の刃の当たりが良くオススメです。
特に傷に強く丈夫で長持ちなのは、水分や湿気に強く、堅くて腐りにくい性質を持つ栗が良いです。
カッティングボードはヨーロッパ圏で使われるのもあり、北欧プロヴァンスなインテリアとしてもピッタリで、キッチン回りをオシャレにコーディネートする一つのアイテムとしても良いですね。
キッチンカウンターやダイニングテーブルの材種が栗なら、
キッチン用品や雑貨も栗で合わせるとワンランク上のコーディネートになると思います。

山桜

山桜 カッティングボード

ほんのりピンク色がかったやさしい色合いと木目が美しい山桜。
比較的硬くて丈夫な材種で、使い込むほどに、味わい深い飴色に変化していきます。

水目桜

水目桜 カッティングボード

硬くて滑らかな木肌と美しい色合いが特徴の水目桜は、「桜」と名前がついていますが、カバノキ科の樹です。
シルバーのような樹皮の雰囲気や美しさが桜の樹ととても似ているため「水目桜」とつけられました。
きらりと輝く杢目やふんわりとした色合いがあたたかさを感じさせてくれます。

栗 カッティングボード

栗は硬質で水にも強いのが特徴です。
少し黄色味がかった色で、経年変化により深い色合いになります。
木肌は穏やかな雰囲気で和テイストにも良く合います。

胡桃

胡桃 カッティングボード

胡桃の木は個性的な表情とオレンジ色が入ったような優しい色合いが特徴です。経年でかなり色濃い茶褐色に。
材質は柔らかく軽量で、温かでほんわりとした色・木肌・木目です。

使えるシーン

カッティングボード 生ハム カマンベールチーズ

カッティングボード 盛り付け

まな板としてパンを切ったまま出せるのは、簡単かつ魅せ方としてもパフォーマンス的に料理が引き立ちます。
来客・ホームパーティーではお店のように出したり、バルやカフェの食器プレートとしてバケットや食パン、ローストビーフ、チーズなどを盛り付けると写真映えします。
朝食では少し大きめのカッティングボードにワンプレートで盛り付ければ、片付けも簡単で洗い物も少なく済みます。
キッチン用品以外の用途でもトレイとして使って雑貨や食器を並べるとインテリアとして可愛らしい。
また、キッチンの壁に吊るしてあるだけでもインテリアとして北欧の雰囲気を出してくれます。

サイズによってオススメの使い方もあり、小ぶりの物はワンプレートディッシュとして、カップ、ドリンクとスイーツのセットや、テーブルでフルーツをカットしたりできます。


中くらいの物は食パン1斤をスライスするのに便利で、取り回しやすく汎用性が高い人気の大きさ。
大きい物は、ホールケーキやピザなど取り分けるのに最適で、イベントやパーティーなど人が集まる際に重宝します。

他の使い方では鍋敷きとして鍋料理や熱々のグラタン皿を乗せて提供するのも良いですね。

お手入れと取扱い

使用後は水とスポンジで擦ります。汚れが酷いときには「塩」でぬめりをとったり、「レモン汁」を使って洗います。また、少量の洗剤を使っても大丈夫です。

洗ったら直ぐに乾かします。立てかけるのもゆるいカーブで接地面を少なくしているので良いですが、
立てかけた際に水気が多いと木材の断面である木口から吸水してカビが入りやすい。なので、吊るすのがベストです。
お手入れ・メンテナンスは使用頻度にもよるので表面が白っぽくなったら、オリーブオイルなどの食用油を布地に染み込ませて磨きます。
基本的には食用油なら使用して大丈夫ですが、レモン油やごま油は匂いが残りやすので、匂いが少なく乾きが早いエゴマ油とクルミ油がオススメです。
しっかりとお手入れする場合には紙やすりで、触った状態がザラザラした状態なら400番程度、
サラサラしていたら600番程度を使用し磨いてから、オイルを塗布してください。

表面仕上げが食用油なので洗剤や漂白剤の浸け置きは、オイルが取れてしまいます。
また、食器洗いの高熱や乾燥機の機械乾燥は劣化するので自然乾燥が良いです。直射日光も避けて保管ください。

今回、訪問した木と暮らしの制作所について

当オンラインショップの「HIDA・COLLECTIONくらしの制作所」と今回取材した「木と暮らしの制作所」には、両方に「暮らしの制作所」というワードが入っており、ショップ直営の家具工房です。 お客様のちょっとしたこだわりや希望に耳を傾け、少しづつ形にしていく、皆さんそれぞれの「自分スタイルの暮らし」を実現するためのお手伝いしたいという思いを持つ家具工房の職人チームで作り上げる カッティングボードや飛騨の木の小物をご覧ください。

カッティングボード一覧へ >>>

木と暮らしの制作所 職人